手取りが少ないと感じるのは、思い込みではありません
給与明細の「差引支給額」を見て、思っていたより少ない数字に、ため息をついたことはありませんか。一人暮らしでも実家暮らしでも、額面と手取りの差にモヤモヤした経験がある人は多いと思います。
「今の手取りって、少ないのかな」——ふと、そう思ったことはありませんか。働き始めたばかりでも、何年も同じ会社にいても、この感覚が消えないことがあります。
手取りが少ないと感じるのは、思い込みではありません。額面と手取りの差、感じ方の理由、同世代の受け止め方は、いくつかの視点に分けて確認できます。
この記事では、「手取りが少ない」と感じているその感覚そのものを整理します。年収を上げるために何を確認すればいいかは、この記事の後半で紹介する別の記事でも扱っています。
この記事で分かること
- 手取りが少ないと感じる瞬間には、いくつかのパターンがあること
- 額面と手取りの差を分けて考えると、モヤモヤの正体がつかみやすくなること
- 同じような悩みを持つ人が、実際にどう感じているか
- 20代のうちに感じる手取りの少なさを、どう受け止めればいいか
- 年収を上げる具体的な方法は、この記事では扱わないこと
- 今すぐ動くべきかどうかの判定も、この記事では扱わないこと
手取りが少ないと感じたとき、まず何を確認すればいいのか、順番に確かめていきます。
額面と手取りを混同していると、差はさらに大きく見えます
給与明細の総支給額と、実際に振り込まれる差引支給額の差にショックを受けたことがある人は少なくありません。総支給額を基準に生活費を考えていると、実際に使えるお金との差でつまずきやすくなります。
総支給額から引かれているのは、主に健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料といった社会保険料と、所得税・住民税です。これらは法律で定められた天引きで、給与明細の内訳欄に記載されています。
| 項目 | 何のためのお金か |
|---|---|
| 健康保険料 | 病気やけがで医療機関にかかったときの給付にあてられます |
| 厚生年金保険料 | 将来の年金給付にあてられます |
| 雇用保険料 | 失業した場合の給付や、職業訓練の給付にあてられます |
| 所得税・住民税 | 国・自治体に納める税金です |
額面の金額だけを覚えていると、実際に自由に使えるお金がどれくらいかが分かりにくくなります。手取りが少ないと感じる背景には、額面と手取りの差そのものを意識していなかった、というケースも含まれています。
「手取りが少ない」と感じる理由は、実は一つに絞れません
「手取りが少ない」という感覚は、一つの理由だけで説明できるとは限りません。次の4つの視点に分けて考えると、自分がどれに近いかが分かりやすくなります。
- 額面自体の水準:勤続年数を重ねても基本給の水準が大きく変わらないと、手取りの実感も変わりにくくなります
- 引かれる金額の大きさ:税金や社会保険料の引かれ方を把握していないと、額面と手取りの差にそのまま驚くことになります
- 居住地・生活コストとのバランス:家賃や生活費を払うと、手元に残るお金がほとんどない体感につながります
- 同世代との相対比較:同期や友人との会話で、自分の手取りだけ見劣りする気がして、比較したくなくても比較してしまうことがあります
今の会社にとどまる場合と、転職を検討する場合には、それぞれに一般的な得失があります。
| 今の会社で様子を見る場合 | 転職を検討する場合 |
|---|---|
| 積み重ねてきた評価や人間関係を活かせます | 給与水準そのものが変わる可能性があります |
| 昇給や異動などの変化を待つことになります | 選考や書類準備に時間がかかります |
| 慣れた業務内容のぶん、負担は少なくすみます | 新しい環境に慣れる負担が生まれます |
手取りが少ないと感じること自体は、比べる相手やタイミングによって、誰にでも起こりうる感覚です。次の章で紹介する知恵袋の相談にも、同じような感じ方をした人の声が繰り返し見つかります。
知恵袋でよく見る「手取りが少ない」相談には、共通するパターンがあります
Yahoo!知恵袋には、長く同じ会社に勤めていても手取りの少なさに気づき、業務量や責任が増えているのに収入が見合っていないと感じる、という相談が繰り返し見られます。
こうした相談へのベストアンサーの多くは、「気が済むまで休んでいい」「転職はご縁だから、焦らなくていい」という気持ちの面での受け止めが中心です。手取りが少ない理由そのものを説明しているものは、あまり多くありません。
| よく答えていること | あまり答えていないこと |
|---|---|
| 焦らなくていい、休んでいいという気持ちの面 | 手取りが少ない理由の仕組み |
| 転職はタイミング次第という考え方 | 同世代・同業種と比べた具体的な水準 |
気持ちを受け止めてもらえることと、収入の仕組みを理解できることは、別の役割です。ここから先は、20代のうちに感じる手取りの少なさをどう受け止めればいいかを考えていきます。
20代なら、この手取りをどう受け止めればいいのか
20代のうちは、給与水準がまだ変動しやすい時期だと言われることもあります。勤続年数や役職によって差がつき始めるのはこれからで、今の同期との差が、この先も同じ形で続くとは限りません。
学歴や勤続年数、担当する業務によって、同じ20代でも手取りの実感は変わってきます。今の手取りが少ないと感じても、その感じ方がずっと固定されるとは限らない、という見方もあります。
今の手取りへの違和感が、思い込みなのか本当に見合っていないのかは、話しながら整理できることもあります。
今の会社で様子を見るか、転職を検討するかは、この記事では判定しません
ここまで、手取りが少ないと感じる理由と、その感じ方について書いてきました。ただ、今の会社で様子を見るか、転職を検討するかの判定は、この記事では扱いません。
その判断には、手取り以外の要素も関わってきます。転職した方がいいかどうかを診断形式で確かめられるコンテンツも伸びしろ転職では用意しているので、気になる場合はそちらも参考にしてみてください。
手取りの少なさへの違和感を、実際に年収を上げる行動につなげたい場合は、確認しておきたいことをこちらの記事にまとめています。
→ [年収を上げたいと思ったら確認すること](/kiji/C-NENSHU-AGETAI/)
まとめ
- 手取りが少ないと感じるその感覚には、額面と手取りの差や感じ方の理由といった、確認できる背景があります
- 総支給額から引かれる社会保険料・税金の内訳を知ると、モヤモヤの正体が分かりやすくなります
- 「手取りが少ない」と感じる理由は、額面の水準・引かれる金額・生活コスト・同世代との比較など、一つに絞れません
- 知恵袋の相談は気持ちの面の受け止めが中心で、収入の仕組みそのものへの説明は多くありません
- 20代の手取りの実感は、この先も同じ形で続くとは限りません
- 今の会社で様子を見るか、転職を検討するかの判定は、この記事では扱っていません
その手取りの少なさへのモヤモヤ、話してみると輪郭がはっきりすることがあります
ここまで扱ってきたのは、手取りが少ないと感じるその感覚が、思い込みではないかもしれないという整理でした。実際に自分の場合がどれくらいのことなのかは、話してみて初めて見えてくることもあります。
伸びしろ転職では、20代を中心に年間4,000人以上の転職相談を受けています。
履歴書・職務経歴書の相談も、面接対策も、求人紹介も、相談だけでも無料です。
今の手取りについて話すだけでも、次に何を確認すればいいかが見えてくることがあります。
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